つれない態度
私の家に遊びに来る赤ちゃんの中で、私の母には、なついていたのに、私にはつれない態度をとる子がいました。私の母の膝には座ったり、甘えたりするのに、私に対しては、「なれなれしくするな!」と言わんばかりの態度をとります。赤ちゃんにとっては、おむつの交換などをしてくれる私の母は必要不可欠な人として、認識していたようですが、私は所詮、遊び相手でしかありません。ですから、その区別をきっちりとしていたのだと私は考えています。
それでも関心が自分以外に向くことは我慢できなかったようです。ある日、鉄腕アトム(1980年代の話です)のアニメが放映される日にその子が、遊びに来ていました。最初は、私がすごいねとか言ったり、遊び相手をしようとしても、つれない態度をとっていたのが、アトムの放送時間がきて、私がテレビをつけて、アトムを見始めたとたん、その子は私にちょっかいを出してきました。自分がきていたカーディガンを私に着てみろとか、言葉をしゃべることはできないものの、様々な働きかけをしてくるのです。
普段は、つれない態度をとるとはいえ、私の関心が、自分以外に向けられることが、気に入らなかったようです。自分に関心が向けられているからこそ、つれない態度をとったり、ちょっと私をからかう(おもちゃにする)ことができたのでしょう。


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