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2009年7月 7日 (火)

ファントムナイツ 第34章 迎撃 4

 マルスが敵の揚陸艦と戦っているとき、プレストシティに向けて飛ぶ無人攻撃機を、ルーナのドルフィンとプロメテウスが捕捉した。ルーナが射撃体制にはいると、無人攻撃機は回避機動をとる。これらの動きは、巡航ミサイルより巧妙であったが、ルーナの敵ではない。ルーナは無人攻撃機の機動パターンを解析すると、ミサイルに追跡データを送り込み、発射した。そして、プロメテウスにも攻撃パターンを指示する。プロメテウスはルーナの指示を受けると、射程距離にいた2機を撃墜し、すでに攻撃圏内を逃れた敵の無人攻撃機を、ウラノスとハミングバードに追跡させた。プロメテウスは空中戦で戦闘機と互角に戦えるが、飛行速度では戦闘機に及ばないからである。ルーナが発射したミサイルは音速を突破し、命中予測ポイントに向けて飛翔する。ウラノスとハミングバードは無人機を追いながら、レーザ射撃で無人攻撃機の機動を封じ、命中ポイントに追いつめていった。

「マリナー司令、敵攻撃機、全機撃墜を確認。敵、揚陸艦2隻を拿捕。ロボットの制御コードの入手に成功しました。」
「すぐに暗号コードを前線の西郷司令に暗号で送信してやって。西郷司令が首を長くして待っていると思うから。」と、マリナーが指示する。これは今回の作戦の最重要事項である。
「敵、上陸部隊も、ニーナとソレイユがすべて破壊しました。プレストシティへの脅威はすべて消失。」
 マリナーはほっと肩の力を抜いた。やはり、指揮官というのは疲れる。
「戦闘態勢はまだ解くな。マルス、揚陸艦の武装を破壊したら、捕虜はそのまま、敵艦内に放置し、逃がしてもかまいません。艦隊との合流が最優先です。」
「はい・・・ あの、捕まえなくてもいいんですか?」と、マルスが聞いた。
「今となっては捕まえる価値もありません。」とマリナーがきっぱりと言うと、
「はい」とマルスは答えた。マルスはロボットをすべて待避させ、無人護衛艦のマーズとダイアナに収容した。プロメテウスもルーナのドルフィンも、ブルータイタンとともに2隻の護衛につきながら後退する。武装を破壊された2隻の揚陸艦は、突然の解放に戸惑いながらも、戦闘継続をあきらめ、離脱した。

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