私が絵を描き始めたのは1980年にリメイクされた鉄腕アトムと、同じ頃、出会った手塚漫画のエンゼルの丘です。
下は1981年のマイアニメに載った絵をトレースして描いたものです。アニメ「鉄腕アトム」の最終回、アトムの初恋の一場面(実際はこの場面ではニョーカは解体される途中なので髪はありません)です。

このリメイクされたアトムは9歳ぐらいと設定されていて、かわいらしい雰囲気があり、とても好きでした。またニョーカもその悲劇的な最後(内蔵する中性子爆弾の爆発を止めるため解体される)にも関わらず、大変気に入って、模写しまくりでした。
下はトレースしたものです。

で、描いていてわかったことは、アトムもニョーカも大変難しいと言うことでした。とても雰囲気が出ないのです。それで作ったのはマルスの原型となったキャラとリョーカでした。
下の左が当時描いたもの、右が後年描いたものです。今のマルスと同じように、お姉さんに引き取られるというストーリーを構想していましたが、今のマルスの物語とはずいぶん違ったものです。

赤いベストと青いパンツはその頃に定まったものでした。
下の絵はアトムの絵をまねて描いたものです。
お姉さんの設定は残っていません(探せばどこかにあるかもしれませんが、大変拙いものです)

下は1984年頃、ペンで着色していた頃です。この頃はお姉ちゃんの名前が「玲子」と定まっていて、お姉ちゃんとのほんわかしたエピソードの中にちょっとした戦闘が混じる程度のお話でした。


下は20代の頃のものです。この頃は製図用ペンで主線を描いて、色鉛筆で着色していました。この頃、お姉さんの玲子のイメージがほぼ固まっています。年齢も16歳と決まりました。玲子は当時連載されていた「風の谷のナウシカ」を元イメージにしていたことをおぼえています。
正直、こうして並んでいるとお姉さんと言うよりお母さんという感じで、人からはよく母子と誤解されていました。


リョーカもこの頃からイメージが固まってきました。赤いジャンパースカートに赤いカチューシャ。カチューシャはアトムに登場したニョーカのイメージから来たものです。


この頃から、テロリストと戦うというストーリーが固まっていて、マルスとリョーカはテロリストと戦うという設定になっていました。
下の絵も20代前半で描いたものだと記憶しています。
後ろに立っているのは玲子で、手前が左から、リョーカ、マルスの弟のトリオ、マルスが並んでいます。

下の絵は30代頃、1990年代だと思います。マルスはほとんど変わっていませんが、玲子はずいぶん変わっています。これはマルスが艦隊演習から帰ってきた後、玲子と再会し、西郷司令から、ずっと玲子と暮らしていいよと言われた場面を描いたものです。このくだりはちょっと現在とは違います。

下は2010年に描いたものです。マルスのエプロンはだいたいリンゴのアップリケがついた黄色のエプロンが定番です。

これは2019年にかいたものです。

リョーカも最近ではいろいろな服を着せています。女の子だからいろいろ着せることができるので、楽しいですね。


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